セントジョーンズワートとは

セントジョーンズワートは、オトギリソウ科で根茎性の多年草のハーブで、主にヨーロッパに自生し、後にアメリカへも伝播し多くの草地で野生化しています。
日本では西洋オトギリソウの名前で呼ばれています。
現在では世界各地に自生していて、約1m位まで生育し、初夏になると小さな黄色の花を咲かせます。
花をこすると赤い色素が出てきて、この色素の中にセントジョーンズワートの有効成分が含まれています。
商業的に栽培されている地域はあるものの、20以上の国では毒草としてリストされています。

セントジョーンズワートの名はキリスト教の民話からきているといわれています。
当時、異教徒として追われていた聖ヨハネはとある家に一夜の宿を求めましたが、そこには密告者がいたのです。
密告者は、ヨハネがそこに潜んでいることを通報するとともに、目印としてこの花を家の窓に挿しておきました。
ところが、兵隊たちが村に到着すると全ての家の窓にこの花が挿してあり、聖ヨハネは危うく逮捕を逃れたといいます。
以来、聖ヨハネの誕生日とされる6月24日頃までに開花するこの花は悪魔よけとして窓辺に飾られるようになり、その名がつきました。
この他にもセントジョーンズワートには、キリスト教との繋がりを物語る言い伝えが数多くあり、例えば花や葉にある黒い斑点は、イエスが十字架に架けられた時の血の跡とも言われ「キリストの奇跡の草」とも呼ばれています。
また、十字軍に従軍した兵士たちが打ち身や切り傷の特効薬として、この草を良質の油に漬けてハーブオイルを作り、それを携帯したとも言われています。
セントジョーンズワートの有効成分が含まれる赤い色素は、聖ヨハネが斬首された時に流れ出た血の象徴と言われています。

セントジョーンズワートは欧米では別名「サンシャインサプリメント」とも呼ばれています。
それは、セントジョーンズワートに、うつ病や更年期障害、自律神経失調症などを緩和する作用があるからです。
さらにはダイエットなどにも効果的と言われています。
アメリカでは売上bPのサプリメントとして有名です。

セントジョーンズワートの製品を選ぶ際に気をつけたい点

セントジョーンズワートは、日本国内では医薬品ではなく食品扱いです。
なので市販のサプリメントで摂取するのが一般的だと思われます。
また、地上部全体を刈り取り、乾燥したハーブティーもありますがこちらはあくまで嗜好品なのでサプリメントに比べると効果が劣ると言われています。

先ほども述べましたように、セントジョーンズワートは国内では食品扱いなので規格がありません。
メーカーはセントジョーンズワートさえ入っていれば、品質に関わらずセントジョーンズワート製品として販売できるので効果があまりないものや粗悪品が少なからず出回っているのが現状です。
購入の際に気をつけて見ていただきたい点がいくつかあるので覚えておくと良いと思います。
まずは有効成分ヒペリシンとヒペルフォリンの含有量が明記されていること、目安はヒペリシンが0.3%以上、ヒペルフォリンが3%〜5%です。
次に1粒あたり300mgであること、これは多くの医学者が1日の服用量を300mg×3回=900mgが良いとしているからです。
後は精製方法がアルコール抽出法によるものであることです。
水による抽出法も可能ですが、それでは成分が出づらい事がわかっています。
最後に、ソフトカプセルよりもハードカプセルのものを選びましょう。
これはサプリメント全てにおいて言えることですが、ソフトカプセルは飲んだ後に体内で消化しきれずに体外に排出される場合があるからです。

天然ハーブなので副作用は少ないと言われていますが、他の医薬品との相互作用が指摘されています。
現在治療中の病気があったり服用している薬がある方は主治医に相談される方が良いと思います。


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