セントジョーンズワートは、ドイツでは医師により年間300万件もの処方箋が発行されていると言われています。
そのため単体での摂取に関しては比較的安全で、副作用もほとんどありません。
セントジョーンズワートの副作用で最も多いものは胃腸の不快感、続いて目まい、意識混濁、倦怠感などです。
副作用の中でも意外と知られていないのはセントジョーンズワートの主成分であるヒペリシンが日光と反応して通常では起こさない日焼けをを起こす日光過敏症です。
服用中に長時間直射日光に当たることや、日焼けサロンに行くことなどは極力避けた方が良いでしょう。
色白の方は特に影響を受けやすいので注意が必要です。
皮膚の赤みや湿疹、かゆみが現れる可能性があります。
いずれの副作用も1%〜10%以下の人に現れているにすぎません。
抗うつ薬の副作用に比べれば圧倒的に少ない数字です。
それも服用を中止すればすぐにおさまるものです。
ただし、妊娠中、授乳中の方は子宮筋肉を緊張させることがあるということで危険性が指摘されていますので、単体であっても服用は避けてください。
セントジョーンズワートと併用することによって効果が減少したり副作用がでることがある医薬品があります。
2000年5月10日には厚生労働省より、セントジョーンズワートと医薬品の相互作用についての注意が呼びかけられています。
現在、厚生労働省より注意が呼びかけられているのは、抗HIV薬、強心薬、免疫抑制薬、気管支拡張薬、血液凝固防止薬、経口避妊薬(ピル)、抗てんかん薬、抗不整脈薬に含まれている28成分です。
セントジョーンズワートの服用により、上記の薬に含まれる成分が薬物代謝に関与する酵素(チトクロームP450)の活性を高めるために当該成分の血中濃度が十分に上がらず、効果が減少します。
セントジョーンズワートの有効成分であるヒペルフォリンが主要な原因物質と言われています。
上記の薬を服用中にセントジョーンズワートを併用している場合は自己判断で急に中止しないように注意してください。
急に中止すると今度は当該成分の血中濃度が高くなりすぎる危険性があります。
思わぬ事態を招く可能性もあるので必ず医師の判断を仰ぐことが大切です。