セントジョーンズワートの主要な有効成分は、ヒペリシンとヒペルフォリンの二つです。
他にも複数種類の有効成分が含まれていますが、ヒペリシンとヒペルフォリン以外の成分は他のハーブにも広く存在するので、この二つが主に作用していると考えられます。
ヒペリシンはモノアミンオキシターゼという酵素が脳内物質のセロトニン、ドーパミンなどを分解するのを阻害し、セロトニンを増やします。
また、ヒペリシンは不眠や老化を防ぐメラトニンという脳内ホルモンを活性化させます。
ヒペルフォリンは最新の研究で抗うつ成分であることが確認されています。
脳細胞から放出されたセロトニンは、すべてが隣の脳細胞に届くわけではなく、セロトニンのかなりの量が元の脳細胞に戻ってしまう性質があります。
しかし、ヒペルフォリンは、セロトニンの再取り込みを抑える働きを持っているのです。
他にもセントジョーンズワートには多くの優れた有効成分が含まれています。
セントジョーンズワートが保有するフラボノイド、ルチン等には極めて優れた抗酸化作用が確認されています。
フラボノイドは、植物が自らをあらゆる外敵や脅威から守るために植物の外側部分の葉と樹皮に集中して保有する有効成分&抗酸化物質です。
フラボノイドやルチンが保有する抗酸化作用が、体内に発生する活性酸素を消去、抑制し、主に血管の柔軟性や血液の粘度を維持し、高血圧や動脈硬化を防ぎ、血管や血液の老化が原因となる生活習慣病の予防や治癒において重要な働きをするのです。
セントジョーンズワートは、二つの特有の成分に加え、フラボノイド、ルチン等の抗酸化作用に優れた有効成分の相互作用によって脳の神経伝達物質のバランスを整え脳の機能回復を図ることができるハーブなのです。